ゴルフマリガンとは？由来やマナーについて解説

ゴルフを始めたばかりの初心者の方にとって、コースに出るときの最初のティーショットは緊張するものです。ミスショットしてしまったらどうしようと思うと、余計に力が入ってしまいますよね。そんなときに助けてくれるのが「マリガン」という特別ルールです。僕は最近までこの言葉を知らなかったので、この記事で「マリガン」とは何か、その由来やマナーについてまとめてみました。みなさまのご参考になれば幸いです。

マリガンとは何か？

マリガンとは、ゴルフでラウンドプレイを行うときに、朝一番のティーショットをミスショットしてしまった場合、その1打目のショットだけを無打罰で無かったことにできるというルールです。つまり、もう一度ティーショットを打ち直すことができるのです。2023年最新版ゴルフルールブック

ただし、マリガンは正式なルールではありません。ルールブックには存在しないプライベートルールであり、同伴プレーヤー全員の同意が必要です。また、いつでも何回でも打ち直しできるわけではなく、ハーフごとに1回、最初のホールのティーショットに限り適用されるのが一般的です。

マリガンは初心者の方にとってはありがたいルールですが、上級者の方にとっては不正行為と見なされることもあります。また、プレーの遅延や競技会の公平性にも影響する可能性があります。そのため、マリガンを利用する場合は、必ず周りのプレーヤーと事前に確認し、マナーを守るようにしましょう。

マリガンの由来は？

マリガンというルールは、元々アメリカから始まったもので、日本にも伝わってきました。このルールの由来は、マリガンという人物が関係していると言われています。

マリガンという人物は、1920年代のカナダ・モントリオールのセント・ランバートCCのデイビッド・マリガン氏という説が有力です。マリガン氏はホテル経営者であり、ゴルフ好きでしたが、いつもスタート時間のギリギリにやってきて、急いでティーショットを打ってしまい、それが必ずミスショットになっていました。これを見かねた友人たちが、「マリガン！もう一球打ちなよ」と言って、「プライベートルール」にしたのが始まりだと言われています。

他にも、マリガン氏がロングドライブを打ったものの真っ直ぐ飛ばなかったので、衝動的に打ち直した。あまりにも素晴らしい当たりだったので、マリガン氏は「打ち直したボールを正式なショットにする」と言ったので、友人がこれを「マリガン」と命名したという説もあります。

いずれにせよ、この特別ルールは、あっという間にアメリカ中に広がっていきました。アメリカのゴルフコースには、「マリガン禁止」と書かれているところもあります。