ゴルフの健康効果 身体的・精神的なメリット

ゴルフは、クラブでボールを打ち、コース上の穴により少ない打数で入れることを競うスポーツです。ゴルフは、運動量が少ないと思われがちですが、実は身体的・精神的な健康効果が高いスポーツなのです。この記事では、ゴルフの健康効果について、身体的なメリットと精神的なメリットに分けて解説していきます。

ゴルフの身体的な健康効果

ゴルフは、身体的に以下のような健康効果があります。

有酸素運動:ゴルフでは、スイングとスイングの間にボールの場所まで歩く必要があります。そのため、有酸素運動としての効果を得ることができます。有酸素運動は、心肺機能の向上や血圧・血糖値・コレステロール値の改善、肥満の予防などに効果的です。ゴルフ場やコースによって違いはありますが、18ホールすべてを合わせると直線距離で6~7kmに及びます。さらに初心者ではボールがまっすぐ飛ばないことが多く、10km近く歩くことになります。道具を持っている場合はさらに負荷がかかるため運動強度は高くなります。

ビタミンDの生成:ゴルフは外でするスポーツなので、太陽の光を浴びながらプレーができます。この太陽の光はとても健康に好影響を与えてくれるのです。太陽の光を浴びると人間の身体は、体内にビタミンDが生成されるようになっています。このビタミンDは、骨が摂取したカルシウムを吸収するサポートをしてくれるのです。骨を強くすることは、年齢を重ねてもしっかりと動けることに繋がりますし、骨粗しょう症の予防にもなります。

運動強度が少ない:ゴルフは比較的運動強度が少ないスポーツです。休憩をしながら適度なスピードで進めることができます。そういったことから、高齢者や持病を抱えている方でも、体調に気をつければ適度に続けられるスポーツなのです。実際にゴルフは競技寿命が長く、70~90歳の方でも元気にゴルフを楽しんでいます。

ゴルフの精神的な健康効果

ゴルフは、精神的に以下のような健康効果があります。

リフレッシュ効果:ゴルフは激しい運動ではなく、適度な運動で楽しみながら実施ができます。適度な運動はメンタル的にリフレッシュ効果があり、心を落ち着かせるのにとても良い影響があるのです。適度な運動を実施するとセロトニンやエンドルフィンといったホルモン物質が分泌され、このホルモン物質が心や脳の健康に大きく好影響を与えます。セロトニンやエンドルフィンが分泌されると、心の安定やストレスの解消、リラックス効果、脳を活発的に働かせる効果があります。

コミュニケーション:ゴルフは仲間と一緒にプレーすることがほとんどです。つまり、ゴルフは必然的に人と長く過ごし、仲間と楽しんで実施するスポーツになります。この「人と関わる」というのが私たちの健康に大きく好影響を与えているのです。人間は人と直接会って関わったり、楽しくコミュニケーションをとったりすることで、脳を活性化させることができます。会話をしたり、質問をしたり、質問を答えたりすることで脳を使い、脳機能が高まります。また、仲間たちと楽しく話をすることは、純粋に心の栄養となります。笑顔で話したり、笑いあったりすることで、人間の心は自律神経のバランスが整えられ、心身ともに好影響を与えてくれるのです。

認知症の予防:ゴルフは認知症の予防にも効果的です。ゴルフは身体も頭も心もすべて使うスポーツであるため、認知症の予防に必要な要素がすべて詰まっています。ゴルフは考えるスポーツです。1打1打で様々なことを考えます。残り距離や風向き、クラブ選択やショット方向などです。この「考える」行動が脳へ刺激を与え、認知症予防に繋がるのです。また、前述したようにゴルフは「仲間とのコミュニケーション」が取れるスポーツですが、このコミュニケーションも頭を使って実行するものなので、脳に良い刺激を与えます。

まとめ

ゴルフは、身体的・精神的な健康効果が高いスポーツです。ゴルフは、運動量が少ないと思われがちですが、実は身体的・精神的な健康効果が高いスポーツなのです。ゴルフをすることで、有酸素運動やビタミンDの生成、運動強度が少ないという身体的なメリットを得ることができます。また、リフレッシュ効果やコミュニケーション、認知症の予防という精神的なメリットも得ることができます。ゴルフは、心身ともに健康になれるスポーツです。ぜひあなたも健康のためにゴルフを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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